【おとペディア編集部に聞いてみた】音大卒が紹介する必聴クラシック3選!

犬になったわたし

みなさんこんにちは、わたしです!『おとペディア』を見てくれてどうもありがとうございます♪はじめましての方は『おとペディア編集部の部屋』のページもぜひ覗いて行ってくださいね!

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‟ムジカをミヂカに”
これは、私たちおとペディアが掲げているモットーのひとつです。
※Música=イタリア語で音楽を意味する言葉

日常に溢れる音楽が、日常を彩るひと時へ

生活に染み込む音が、生活を鮮やかにする瞬間へ

きっと誰もが もっと好きになる

心に染み込む自分だけの音楽と寄り添えるキッカケをおとペディアで見つけてみませんか?

これは我らがおとペディアの代表の言葉になるのですが、わたしが最初にこのキャッチコピーを見たときは「なんて素敵な…まさにそう!!」と大大共感。
クラシック音楽というジャンルはどうしても、“難しい”“分からない”と線引きをされがち。しかしながら実際は私たちの日常に溢れ、生活に染み込んでいるものなんですよね。それをエンターテイメントや芸術といった形で素晴らしい魅力を世の中に発信し続けているのが、音楽家たちや表現者であると感じています。

さて、思いの丈を語るのはこの辺で…。

とはいえ、どれだけ周りから「クラシックって凄く楽しいんだよ!」「聴いてみて!」と力説されても何を聴いたらいいのか、どこから手をつければいいのかなんて良く分からなかったりしますよね。

運 命 くん

とりあえず、クラシックといえばベートーヴェンのあれ聴けばいいですかー??

ッダダダダーーーンッ……!!!

と、始まるあの曲でもよいのですが、数多くのクラシック作品を聴いてきたおとペディア編集部メンバーでもあるわたしのイチオシを、今回はご紹介していこうと思います。


駆け抜ける爽快感!!テンション上げたいときはこれを聴け!!
‟バルトークのオケコン最終楽章”

バルトーク(1881‐1945)が1943年に作曲した5つの楽章からなる管弦楽曲の最終楽章、Finale(終曲)。バルトーク晩年の代表作で大傑作と言われています。曲の正式名称は<管弦楽のための協奏曲>ドイツ語では<Konzert für Orchester>英語では<Concerto for Orchestra>と表します。YouTubeなどで音源を探す際は日本語よりも原題で検索したほうが良い音源が沢山見つけられることがあるのでご参考までに。

ホルンの重厚なユニゾンから始まり、動き出したら止まらないスピードで感でジグザグに進んでいく弦楽器。頭から終わりまでとにかくイケイケでかっこよすぎる。午後の眠気覚ましにもピッタリです。演奏する側は大変です。

29分20秒からFinale(終曲)が始まります

アドレナリンが出てきてしまったそこのあなた、ようこそこちらの世界へ。

☟お次はこちら☟

果てしなく美しく清らかなメロディ
‟ラフマニノフのシンフォニー2番 第3楽章”

ロシアの作曲家、ラフマニノフ(1873‐1943)といえば、のだめカンタービレでも印象的だった、‟ピアノ協奏曲第2番”だと思いますが、個人的に同じくらい激推ししたい作品が、今回紹介する<交響曲第2番の第3楽章>になります。言葉で説明しなくとも聴いていただければ、この曲の美しさに惚れこんでいただけることでしょう。3楽章の終わり、美しさの余韻に浸っていると、勢いよく第4楽章が始まりますのでご注意を。わたしは毎度心臓やられます。

31分33秒から3楽章(Adagio)が始まります

はぁ…。
美しさのあまりため息が漏れてしまったそこのあなた、ようこそこちらの世界へ。

ラストはこの曲!!

目を閉じればそこは舞踏会
優美なワルツながらも力強い、贅沢なチャイコフスキーサウンド
‟チャイコ5番 第3楽章”

チャイコフスキー(1840‐1893)作曲、<交響曲第5番 ホ短調 作品64>
チャイコフスキーもラフマニノフと同じロシアの作曲家です。なんと彼は20代前半まで法務省に勤めた後、ペテルブルク音楽院を卒業。その後モスクワに拠点を移し、音楽活動を行いました。チャイコフスキーはロシアにおける代表的なロマン派の作曲家のひとり。美しく華やかなオーケストラが聴きたいときは彼を選んでおけば間違いなしです。

チャイコフスキー交響曲第5番、通称‟チャイ5”は4つの楽章からなる交響曲で今回抜粋したのはワルツ形式の第3楽章。はじめの音が鳴った瞬間から別世界へ引き込まれていく感覚に陥ります。こういった感覚が音楽の不思議なちからであり、醍醐味ですよね。優美なワルツと16分音符の細かいパッセージの軽やかな音楽との対比が面白い楽章です。みんな大好き!チャイコフスキー!

32分29秒から3楽章(Allegro moderato)が始まります

もうこちらは全楽章聴いてください。


わたしがおススメするクラシック作品はいかがでしたでしょうか??クラシック音楽って、知識や経験がないと、あまり楽しめなさそうな世界だと感じますよね。曲を耳にしたとき、演奏者を目にしたときに、『素敵だな』『かっこいいな』『癒されるな』と、なにかひとつでも心の内側から感じるものがあればそれで充分だとわたしは思います。聴いてくれる人にそう感じてもらえるだけで、演奏する側は大喜びなんです。‟よく分からないけど、なんかいいい”まずはこんな風に思うことが出来たらいろんな曲を聴いてみて、お気に入りや好きな作曲家を見つけてみてください。そうするうちにどんどんと見える世界が広がっていきます。その時は是非、わたしにもお気に入りを教えてくださいね♪

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わたし